ダイバーシティとインクルージョン。最近は公平さも大切であるということから、エクイティも含めて、それぞれの頭文字をとってDE&Iとも言われるようになってきました。多様な一人ひとりの存在が認知され尊重される組織や社会づくりは、昨今特に暮らしや働き方の満足度から企業におけるパフォーマンスの向上に至るまで欠かすことのできない要素として、注目を浴び始めています。同時に、不確実性の高い現在の社会の中で、組織の多様性は今まで企業が直面したことがなかった課題を解決するための創造的なアイディアを生み出し得る可能性を秘めています。
しかし組織やチームが多様であるだけでは、イノベーションは起こりません。ややもすると逆に大きなロスを生みかねません。大切なのは、組織やチームが「インクルーシブ=一人ひとりの違いを尊重し包摂的である」かどうかです。
多様性というと、「女性活躍推進」更に一昔前までは「女性活用」という言葉をよく耳にしていましたが、様々な「多様性」を視野に入れながら、組織のあり方を見直していく必要があります。その中には、目に見えやすい多様性と目に見えにくい多様性があると考えられます。例えば、性別、国籍、年齢、身体的特徴などは目に見えやすい多様性です。目に見えにくい多様性としては、宗教、出身地、個々人の価値観や出身地、文化などがあります。またその多様性の中にある、有利な立場(=特権を有している立場)とそうではない立場との間の不均衡に着目することが公平でインクルーシブな組織作りには不可欠です。
「グラデーション」では、一人ひとりの多様性がグラデーションの一部であるということを認め、多数派、少数派に関わらず、尊重しあえる公平でインクルーシブな組織や社会づくりに向けて、様々なサービスを提供しております。